製品紹介
HPLCカラム

ヌクレオナヴィ

  • 概要
  • 価格表
  • 取扱説明書

ヌクレオナヴィ取扱説明書

このたびは、Nucleonaviをお買い求めいただきありがとうございます。
Nucleonaviは、シリカ一体型の多孔体であるモノリス型シリカを基材とした核酸・核酸医薬分析専用カラムです。塩基鎖長や構成塩基の違いを認識できる高い分離能を有し、低圧での測定が可能、メタルフリーであることに加え、核酸サンプルの吸着抑制等の特長を持つカラムです。

Nucleonaviを長期間、安定してご使用いただくため、この取扱説明書をご熟読の上、正しくご使用いただきますようお願いいたします。

1.カラムの取扱い

本カラムは、接続部以外はガラス製です。以下の点に注意してご使用ください。

  1. 落下や衝撃により破損します。大変危険ですので丁寧に取り扱ってください。
  2. カラムの取りつけ取りはずしは、圧力計の指示(ポンプ圧力表示等)がゼロの状態で行ってください。
  3. カラムの最大使用圧は20MPaですが、常用圧は15MPa以下でご使用ください。
  4. カラムのカバーガラス(図-1参照)内に液体が溜まっている状態になった場合は、直ちに使用を止めてください。ガラスクラッドが破損している可能性があります。そのまま使用し続けますとカバーガラスが破裂する恐れがあり大変危険です。

図-1.Nucleonavi(250mm長)のカラム全体図

図-1.Nucleonavi(250mm長)のカラム全体図

2.カラムの取りつけ

  1. カラムへのジョイントは外径1/16インチチューブ用のメールナットタイプになっています。配管にはPEEK製のものをご使用ください。カラムのジョイントと装置の配管ジョイントが適合することを確かめてください。特に、フェラルの先の配管がカラムジョイントの奥まで入ることをご確認ください(図-2参照)。
  2. カラムを取り付ける前に、装置配管内の液を使用する移動相に置換してください。
    ※カラム出荷時溶媒はアセトニトリルです。置換の際には塩析などにご注意ください。
  3. カラムは、カラムラベルの矢印の方向に従って取りつけてください。
  4. カラムを取り付ける際は、両側の密栓を外し、カラム入口側のジョイント(PEEK製)をしっかりと持って、PEEK配管を奥まで差込み取り付けます。カバーガラス部や出口側のジョイント(PEEK製)を持って配管をねじ込みますとカラムの破損の原因となります。
  5. カラムの出口側の取り付けは、出口側を開放した状態で通液して出口側から移動相が出始め、圧力が一定になってから、ポンプを止めて取り付けてください。 取り付けの際は入口側同様、出口側のジョイント(PEEK製)をしっかりと持って、PEEK配管を奥まで差込み取り付けます。

3.分析

3-1.移動相について

  1. 使用できる溶媒の種類は、メタノール/水系およびアセトニトリル/水系です。核酸や核酸医薬の測定にはイオンペア試薬を含んだ緩衝液を移動相としてご使用ください。なお、異なるイオンペア試薬を使用するとデータの再現性が低下しますので、イオンペア試薬を変えて検討を行う場合にはそれぞれカラムをご用意ください。
  2. 移動相のpHは中性付近でご使用ください。また、pHを変更することは再現性の低下やカラムの早期劣化につながります。
  3. 移動相はろ過(0.45μm以下のフィルター)し、不溶物やゴミ等を除去した後、脱気してご使用ください。
  4. 異物の混入によるカラムの詰まりを防ぐため、ラインフィルターをご使用ください。
  5. 水100%の移動相は使用しないでください。寿命が極端に短くなることがあります。

3-2.試料溶液の調製について

  1. 核酸試料は移動相あるいは水に溶解して分析してください。
  2. 試料溶液のpHは、移動相と同様中性付近に設定してください。

3-3.分析上の注意点

  1. ご使用されるHPLC装置が、流速50μL/minで安定して送液できる等、内径1mmカラムの使用が可能であることを確認してください。
  2. 弊社NANOSPACEを使用いただいている場合、装置デッドボリュームを最小限に抑えるためにインジェクターからカラム、カラムから検出器までの配管をそれぞれ内径0.13mm(赤色)のPEEK配管にご変更ください。
    (製品名:PEEK配管1/16インチ x 0.13mmi.d. x 3m 赤、製品番号:2331)
  3. 検出器に弊社のUV-VIS検出器を使用している場合は、セルをセミミクロセル(3μL)とし、タイムコンスタントをRAPIDに設定してください。
  4. ミキサーは、設定の低容量ミキシングカラム(50μL)を使用してください。
    (製品名:低容量ミキシングカラム、製品番号:3451)
  5. グラジエント分析終了時は、有機溶媒を多く含む移動相に置換して終了してください。 保存については、4.カラムの保存をご参照ください。

4.カラムの保存

  1. カラムを使用しない場合は、アセトニトリルに置換してください。この際、塩析やそれに伴うカラム圧の上昇にはご注意ください。
  2. 付属のプラグで密栓し、温度変化の小さい冷所に保存してください。
  3. カラム洗浄には、水100%溶媒は使用しないでください。

5.カラムの接続について

配管方法は図-2に従って行ってください。配管が不適切の場合、特に異種カラムに使用した配管をそのまま使用される時は、フェラルより先の長さ(図-2のV)がエンドフィッティングの長さ(図-2のL)と異なることが多く、トラブルの原因となります。

L>Vの場合、デッドボリュームを生じ、ピークのブロードニング、テーリングが起こったり、分離が悪くなったりすることがあります。
L<Vの場合、フェラルが密着しないため、液モレを生じます。したがってカラムの交換と同時にフェラルを交換されることをおすすめします。

※頻繁にカラムの交換を行ったメールナットは、フェラルがつぶれて液モレを生じることがあります。このような場合に強くしめすぎると、ナットの頭部が切れる恐れがありますので早めにフェラルを交換してください。また、配管およびフェラルはPEEK製のものをご使用ください。特に弊社のメールナットとフェラルが一体なったオシネジ(PEEK丸型,製品番号:2223)をおすすめします。金属製の配管やフェラルを使用しますと液モレを生じることがあります。

図-2.カラムの接続

図-2.カラムの接続

Nucleonaviは厳密な性能チェックの後出荷しています。万一不良がありました場合は、お手数ですが弊社もしくは販売代理店までご連絡ください。ただし、カラムの寿命に関する事項やこの取扱説明書に従わずご使用された場合は、保証の責を負いかねますのでご了承願います。
なお、商品は、お受け取り後10日以上経過した場合、良品受領とさせていただきます。それ以降のお取替えはできかねますので、ご了承ください。

2010年2月1日

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